仕事を通して人間的な成長
人材育成として、「仕事を通じて人間的に成長していく」を掲げています。
仕事力、人間力、感謝力、考える力をつけるため、OJTとして朝礼、全体会議での勉強会や、月1回のグループワーク、面談等を通してより良い人格者となるための育成をおこなっています。
13の徳目朝礼では、週替わりの議題について考えること、1日の目標を決めること、昨日を振り返り気付いたことや感謝したことを社員同士で話し合います。
月1回のグループワークでは、決められた議題について4人程度のグループに分かれて意見を交わします。
多くの現場があるために、社員同士が一日会わずに就業時間を迎えるということがあります。コミュニケーションの場を積極的に設けることで、社員同士のつながりを大切にしています。議題を通して仕事に対する意識を掘り下げ、多くのことに考える癖をつけるということを行っています。
「共に学び、共に成長し、共に栄える」を信条に、明るく笑顔で、肯定的に前向きな人に育ってほしい思いで取り組んでいます。
多能工として成長
入社から5年間は、先輩が一流の多能工、技術者となるための指導を行います。
建設機械(ブルドーザー・トラクターショベル・ローラー等)の運転や測量技術、現場管理の基本を学んでいきます。測量、杭打ち、ショベルでの掘削、ローラーでの締固め、アスファルト合材の均し、アスファルト乳剤(合材と路盤をはがれにくくするためのもの)の散布など、いくつもの作業を経験し反芻することで、それぞれの技術精度を高めていきます。
特定の工種のみを扱っている企業もある中で、私たちは総合工事業として多くの工程を経験を通して多くの技術を高める必要があります。将来的には現場代理人や主任技術者となり、工程管理・品質管理・安全管理などの管理業務を行っていきます。行政への書類作成のためパソコンでの業務や写真の管理や、図面作成のためのCAD作業など事務所での作業も増えていきます。
社員の将来像は人によって大きく変わります。多くの経験を得た中で得意な分野を伸ばしていき、建設機械のスペシャリストや、現場管理に長けた人材など様々な形に成長していきます。
地域住民の皆様が快適で、安心・安全に過ごすことができる場所をつくっていくことを誇りに思い、そして、その技術を後世に伝えていき、地域を支え続ける人でありたいと考えています。
新たな課題へ挑戦し続ける人材
建設業は今、電子化の過渡期にあります。官公庁の仕事は多くの書類を提出しなければならず、押印しなければならないものは多くありました。
しかし、コロナ禍で押印が省略されたり、講習会がオンラインになったりと建設業界でも変化がありました。私たちも、本年からクラウドシステム(kintone)を導入し、工事管理日報や原価管理システムをクラウド内で社員同士が共有できるようにしました。
オンラインでの採用活動(説明会やインターンシップ)、電子マニフェストの導入や建設キャリアアップシステム(ICカードでの工事現場の入場記録や退職金制度の電子化等)の導入検討など、社内でも変革期を迎えています。
大きな工事現場ではICT工事が導入されるようになり、作成した3Dデータをもとにセミオートで機械を動かしていきます。日々変化していくシステムに、従来のやり方を活かしながらいかに生産性を上げるシステムに変更できるかを考え、実行に移していける人材になって欲しいと思っています。